60回目の夏~これまでとは異なる感覚~
2026.08.31
2026年8月、60回目の夏を迎えました。
自分でも少し不思議な感覚です。
20歳、30歳、40歳、50歳と、それぞれの節目を迎えてきましたが、60歳というのは、明らかにこれまでとは少し違います。
人生を一つのレースに例えるなら、そろそろ第4コーナーに入ったのかな……そんなことを考えるようになりました。
もちろん、まだまだ元気ですし、やりたいこともたくさんあります(笑)。
ただ、これまで走ってきた道のりを振り返りながら、「これからの時間をどう過ごしていこうか」と考える機会が増えたのは確かです。
そんな60回目の夏です。

起業して31回目の夏
そして、私にとって起業して31回目の夏でもあります。
人生は第4コーナー。
では、会社は第何コーナーなのだろう?
ふと、そんなことを考えました。
31年という年月を考えれば、会社にとっても決して短い時間ではありません。
でも、私がこの会社に望んでいるのは「自分がいる間だけ続く会社」ではありません。
できることなら、100年、200年と続いてほしい。
そう考えると、31年というのはまだまだ通過点です。
もしかすると、会社はまだ第1コーナーを回ったくらいなのかもしれません。

永続するためには、変わり続けること
会社が長く続いていくためには、ただ存在し続ければいいわけではありません。
その時代、その時代で、世の中に必要とされるサービスを提供し続けること。
お客様のニーズが変われば、自分たちも変わる。
新しい技術が生まれれば、それを取り入れる。
今までやったことのないことにもチャレンジする。
時には、これまで積み上げてきたものを変える勇気も必要です。
「昔はこれでよかった」ではなく、
「これからも必要とされるためには、何を変えていけばいいのか」
を考え続けること。
それが、会社を永続させるために必要なことなのだと思います。

会社をつくるのは、やっぱり「人」
そして、変化をつくり出すのも、新しいサービスを生み出すのも、結局は「人」です。
新しいことにチャレンジすることを楽しめる人。
失敗を恐れず、一歩踏み出せる人。
自分自身の成長を楽しめる人。
そんな仲間を育てていくこと。
そして、そんな仲間が集まってくる会社にすること。
これからの会社にとって、ここがとても大切なのだと思っています。
そう考えると、私自身もこれまで、たくさんの人に育ててもらったことに気づきます。
人生を変えた、一度の面接
その中でも、私の人生に大きな影響を与えてくださったご夫婦がいます。
前職時代の社長と、その奥様です。
社長との最初の出会いは、入社試験の面接でした。
その時は、まさかこの面接が、その後38年以上も続くご縁の始まりになるとは思ってもいませんでした。
入社して営業の仕事をするようになり、ある時、営業先から社長に直接電話をしたことがありました。
課長・次長・部長が外出や離席していたからです。
特別な条件を引き出すための電話でしたが、私を信用して下さり、受注に繋がりました。
そんな出来事を一つひとつ思い出すと、社長との距離が少しずつ近くなっていったことを感じます。
そして、結婚の時には、仲人までしていただきました。
さらに、私が独立を考えるようになった時にも相談に乗っていただき、独立を支援してくださいました。
入社試験の面接から始まったご縁が、いつの間にか、仕事だけではなく人生そのものを支えていただく関係になっていたのです。

社長と奥様は、社会人になってからの「両親」
そして、私にとって忘れてはいけないのが奥様です。
結婚の時にはご夫婦で仲人をしていただき、その後も私たち夫婦を温かく見守ってくださいました。
実の両親とは別に、社会人になってからの私たちを支えてくれた、いわば**「もう一組の両親」**のような存在です。
仕事のことだけではありません。
人生のこと、家族のこと。
嬉しいことがあった時には一緒に喜んでくださり、何気ない話にも耳を傾けてくださいました。
私にとって、とても大切なご夫婦です。
社長が亡くなっても、続いているご縁
社長は数年前に亡くなられました。
でも、社長が亡くなられたからといって、そのご縁が終わったわけではありません。
今でも私たち家族は、毎年のように奥様のご自宅を訪ねています。
時には泊めていただくこともあります。
そして、奥様が大好きなワインを一緒に楽しみながら、いろいろな話をします。
そんな時間の中で、奥様が楽しそうに聞いてくださるのが、社長がお元気だった頃の会社でのエピソードです。
「あの時、社長はこんなことを言っていた」
「こんなことがあった」
そんな昔話をすると、奥様が本当に楽しそうに聞いてくださいます。
その姿を見ていると、社長は亡くなられた今も、私たちの会話の中にちゃんと生きているような気がします。
そして私自身も、社長との思い出を話すことで、改めてたくさんのものをいただいてきたことに気づかされます。
その奥様も数か月前にお亡くなりになり、墓前で手を合わせるとあふれる思いが止まりませんでした。今まで本当にありがとうございました。

人は亡くなっても、ご縁は残る
人は亡くなっても、その人からいただいたものまでなくなるわけではない。
言葉や考え方。
仕事への姿勢。
人との接し方。
そして、人を大切にする気持ち。
そうしたものは、残された人の中に残り、受け継がれていくのだと思います。
今の自分があるのも、自分一人の力ではありません。
これまで出会ったたくさんの人に支えてもらい、時には背中を押してもらいながら、ここまで来ることができました。
今度は、自分が次の世代へ
だからこそ、これからは自分が誰かを支える側になっていきたいと思っています。
社長からいただいたもの。
奥様からいただいた温かさ。
そして、これまで出会った多くの方々からいただいたもの。
それを、次の世代へつないでいく。
自分が受けた恩を、いただいた本人に返すだけではなく、次の誰かへ渡していく。
そんな「恩送り」ができたらいいなと思っています。
会社も同じなのかもしれません。
自分一人が頑張るのではなく、次の世代がチャレンジし、成長することを楽しめる環境をつくる。
そんな仲間が育ち、新しい仲間がまた集まってくる。
その積み重ねが、会社を次の世代へつないでいくのだと思います。

60歳、まだスタートラインなのかもしれない
60歳になり、人生は第4コーナーに入ったような感覚があります。
でも、会社は違います。
31回目の夏を迎えた今、100年企業を目指すのであれば、まだまだ先があります。
世の中に必要とされるサービスを提供し続けること。
変化を恐れず、チャレンジすること。
成長することを楽しめる仲間を育てること。
そして、そんな仲間が集まってくる会社にすること。
そう考えると、私はまだまだスタートラインに立ったばかりなのかもしれません。
人生の第4コーナーを楽しみながら、会社はこれからも何周でも走り続けられるように。
そして、これまで多くの人からいただいたご縁や想いを、次の世代へつないでいけるように。
60回目の夏。
これまでとは、少し違う景色が見えています。
でも、まだまだやりたいことがあります。
人生も会社も、ここからです。
■今月のご報告と御礼
愛知県内の工事現場でA1複合機のレンタルをご発注いただきました。期間は約2年です。

その他イベント関連含め、今月も日本各地から多くのお問い合わせをいただき本当にありがとうございました!引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
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