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リース満了したOA機器の行方!

2014.02.21

OA機器 レンタルをメインに商売を行っている当社ですが、もともとはOA機器の販売をメインに事業をスタートしました。

同業者からレンタルを始めるのに、多岐にわたり、高額でもあるOA機器を全て現金購入しているのか?と聞かれます。

OA機器を取り扱う事務機屋と称される、販売会社はメーカーや商社より商品を仕入れて顧客に販売する。

OA機器の中でも複合機は顧客に現金販売ではなく、リース会社を介して商品を提供する、リース契約を締結することがほとんどです。

その場合、

①販売会社がエンドユーザーに対するリース与信(事前調査)をリース会社に依頼する。

(与信NGであれば、現金販売にするか新品をあきらめるしかない)

②販売会社はメーカー、または商社から商品を仕入れ、エンドユーザー先に納品を行う。

③販売会社がリース会社に複合機を販売し、リース会社から現金をいただく。

④リース会社はエンドユーザーから毎月のリース料金を契約年数に応じた規定の回数分いただく。

(通常は5年60回ですが、3年~6年と任意です。ビジネスホンは7年が主流です)

⑤中途解約NGなので、全ての支払が終了すると、リース会社への返却か再リース契約となる。

当社では高額なOA機器は上記のようなリース契約を自社に対して行っています。

リース会社に一旦販売し、月額リース料金を毎月リース会社に支払うという、特殊な図式です。

では、リース契約が満了となった場合はどうでしょうか?

あくまでも物件はリース会社の所有物です。

そのリース満了したOA機器の行方をお取引先のリース会社倉庫に見学に行ってきました。

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当社でもレンタルに使用している複合機やプロッタ、パソコンが倉庫一杯に保管されています。

複合機はメーカーに返却することが多いようです。

10万点以上にも及ぶ商品が1台1台すべてバーコード管理されていて、入出庫の際は漏れの無いように厳密な体制が敷かれています。

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パソコン、モニタの管理台数がすごい!

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膨大な数のパソコンは倉庫内にある、整備室でデーターを完全消去され、クリーニングし商品として再出荷されるそうです。

一旦、償却したOA機器を人手とコストをかけて、リユースしています。

しかし、これほどの量の中古パソコンのニーズがあるのでしょうか?

こちらの会社ではOSを乗せ換え、ハイスペックなパソコンの売れ行きが好調だそうです。

この春、2014年4月9日にWindowsXPのサポートが終了します。

セキュリティに不安を煽るような文言が、買い替え需要を促しているように感じていましたが、本当にその必要性があるのかと疑問でした。セキュリティソフトを毎年更新していれば、大丈夫なのでは?

先日の新聞に2013年の1年間に国内外からの政府機関、大学、企業などへのサイバー攻撃関連が少なくとも128億件あったことが判明しました。近年この類の攻撃が激増しています。安穏とはしていられません。

やはり、WindowsXP、7、8、VISTA※(※2024年加筆)のパソコンをそのまま使用し続けることは危険度が高いと言わざるを得ないでしょう。

そのためにWindows10以降のパソコンの導入やUTMの導入が加速されています。

 

このようにリース満了したOA機器はリユースされるか、中古販売業者が買い付けに来るか、廃棄処理されます。

パソコン類は廃棄物件も重さにより、業者が買い取ってくれるそうです。

特に液晶が割れていないモニタは良い金額となるそうです。(いくらですかね?)

倉庫外にはOA機器ではなく、サーバーラックが大量に雨風にさらされていました。

当然それらもスチールとして販売されます。

OA機器も車と同様に中古市場がかなり出来上がってきています。

ただし、車検があるでもなく、故障した際の修理サポートが中々受けられないなど、トラブルとなる例も散見されるようです。

OA機器は精密機械や電子機器が多いので、安く買って直ぐに壊れてしまったとなりかねないので、しっかりとアフターサポートが対応できるかどうかを見極めることが大事です。

倉庫見学をさせていただきまして、ありがとうございました。

それではまた。

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