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冬の北海道のOA機器 レンタル事情は?

2014.02.16

全国的に雪の舞い振る中、札幌にOA機器 レンタルの需要調査に行ってきました。

ここのところ、東京にいることが多い小生も、今年の大雪には交通渋滞や交通マヒによる時間の調整に不安な思いをしました。

雪の多い北海道ではどうなんでしょう?

OA機器、複合機にとって寒さは大敵です。

レンタル先に搬入して、さて電源を入れると、外との寒暖差で複合機内部が一気に結露を起こしてしまいます。

一旦結露を起こすと、正常な印刷をするまでに数時間から半日の時間を要してしまいます。

(ちなみに結露を起こした状態で印刷をすると、ぼんやりとした画像、ほぼ真っ黒な画像が出てきます。)

(結露により用紙が湿気を帯びて、紙詰まりが多発することもあります。プリントアウトされた用紙がくるんとカールします。)

ドライヤーで機械内部に乾燥作業をしても中々改善しません。

外から持ち込まなくても北海道ぐらい寒いと、事務所内で朝一番に電源を入れるだけで結露を起こすこともあります。

もっともNGなことは、朝一番にブルーヒーターなどの強力な暖房を入れて、部屋を一気に暖めたと同時に複合機の電源を入れると、機械内部は水をかけたかと見まがうほど、びしょびしょな状態の結露を起こします。

そうなると、基板はショートし、二度と電源は入らなくなります。機械交換となります。

それを予防するためには、事務所内の暖房をタイマーで朝の早い時間からONにする。

ゆっくりと部屋を暖めた後、3時間ほどしてから複合機の電源を入れる。これでばっちりです。

そんなのは電気代がもったいない、待っていられないと言うならば、いっそ複合機の電源を先に入れてください。

そしてその後で、暖房の電源を入れて、しばらくは複合機から印刷はしない。(その間FAXが来たらチーンです。)

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2年ぶりにやってきた北の大地、しかし、札幌の雪はすごかった。
除雪された雪が市内の幹線道路の両側に2mほど積み上げられています。
これが崩れてきたら、相当な衝撃となるだろうと想像されます。

機械の搬入作業でお世話になっているお取引先にお邪魔しました。
『こんなに雪が降ると、仕事に差し支えますよね?』と取引先の社長に聞いたところ
『こんな雪じゃ何の差し支えもないです。』と言っていました。
町を歩く人々も普通に歩いています。
歩く姿を見て、北海道以外の人間だと直ぐに見破られるそうです。

通年、冬の北海道のOA機器 レンタル市場は冷え込んでしまいます。

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それでも毎日整備室では、出荷準備のためのオーバーホール作業が続けられています。
札幌でも複合機の整備品質は保たれています。
レンタル 複合機のオーバーホールには半日近くの時間を要します。
寒冷地仕様の複合機には結露防止のため内部にヒーターが取り付けてありますが、ほとんど焼け石に水です。

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用紙カセットや外部パーツの内側、各ユニットの細かい部分まで清掃作業をします。

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OA機器のレンタル需要の冷え込みにより、整備が完了した複合機が倉庫内に滞留しています。

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BIG PAD レンタルも札幌では出番待ちをしている状態です。

過去、BIG PADでも結露を起こしたことがありました。

原因が全くわからず、メーカー対応となりましたが、未だに原因は不明です。

 

来週も北海道では大雪が降るそうです。
春が待ち遠しい。

札幌のOA機器 レンタル出荷の春が待ち遠しい!

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