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ゼロックス+レンタル=オーエーナイン!

2020.10.15

社長との出会い

1990年4月、生まれて初めての入社式を迎えて、私の胸の内は期待と不安でいっぱいだった。どちらかというと期待感が勝っていただろう。それは大袈裟に言うと「第二の人生のスタートだ!」との思いが強かったからである。

小学2年生から野球を始めて高校3年の夏が終わるまで、「甲子園出場→プロ野球選手」という大きな夢・目標に向かって走り続けていた私は、その夢が破れた後、目標を見失ってしまっていた。実際は、夏の大会が始まる前には、その大きな夢は叶わない夢で終わるだろうと気づいていた。その瞬間を迎えた時、やり切った達成感と同時に自分の人生全てが終わってしまったかのような脱力感でいっぱいになった。

その後、大学でも野球は続けるが、消化ゲームに過ぎない日々を送っていた。アルバイト代だけでは生活も出来ず、仕送りをしてもらっている身でありながら、、、今思えば本当に情けない話である。

あっという間の大学4年間という実感は残っていない。これからの目標も進むべき方向も見つけることが出来ず、ただ何となく過ごしていたからだろう。高校3年の夏までと就職してからの約30年間はあっという間だった。決定的な違いは目標が明確に定まっているかどうかの違いだ。そして、その目標は誰かから与えれられるものでなく、自分自身で見つけたものであるかどうかも重要だろう。

話を元に戻しますが、何となく過ごしていた大学生活も3年生の秋ごろから就活が始まり、何社か内定を頂くも当時の愛知ゼロックス(現、富士ゼロックス愛知)に入社。その決め手は、最終面接をして頂いた茶畑社長(当時)の魅力に惹かれたからである。その魅力をどう表現するかは難しいが、分かり易く表現するなら、その話し方や表情・しぐさから伝わってくる人間の器や包容力だろう。また、こんな言い方をすると失礼かもしれないが、笑顔が素敵な人だった。「20歳までの顔は親からの贈り物。30歳の顔は自分の生き様。だけど50歳の顔にはあなたの価値がにじみ出る」(ココ・シャネル)まさにその通りだと思っている。この選択は間違ってなかった!

社長とのエピソード

在籍たった5年間だったが、数多くのエピソードが私の中には鮮明に残っている。その中の一つは、「客先からの直談判」。当時、名古屋市東区をテリトリーとしていた私は、その日、錦通り沿いにあるニッシンビルで営業活動をしていました。とある不動産会社でお客様から私では到底決済できない条件をお願いされ、その事務所からお客様の電話をお借りして、上司に連絡。当時携帯電話はまだ普及していない。直属の上司は外出中、ここまでは想定内。その上の営業次長・部長は大抵社内にいる。ここまでの経験は過去に何度かある。その日に限って、二人とも外出していた。

さて、どうする???

「社長はいますか?」私のお願いに内勤スタッフが驚きながら「社長ですか?いらっしゃいますよ!」当時の社長室はガラス張りで社内から良く見えていました。電話を繋いでいただき、社長に直談判。後にも先にもこれ1回ですが、緊張しながら状況を説明し、快諾を頂く。その後、契約に至ったことは、言うまでもありません。

会社に戻った後、すぐお礼を伝えに行くと「良い状況判断だったな!私でもそうする!」と褒めて頂きました。この事がきっかけで社長との距離が縮まり、その後何度か仕事終わりに食事に連れていって頂きました。あれから25年以上経過し、まだまだ色んな話を聞かせてほしいと思っていました。今は、年に1回御夫人宅に遊びに行って、写真立ての中で微笑みかける社長と無言の会話をすることが楽しみの一つになっています。

夫人との関係

社長夫妻に仲人をして頂いたこともあり、年賀状やお歳暮などで毎年連絡は取り続けてきました。社長が亡くなられてから、有難いことに奥様との距離が近くなりました。年に1回、ご挨拶にお邪魔していたのがいつの頃からか泊まることになり、今では私がいなくても家族だけで遊びに行くようになりました。昨年は台風19号で私の自宅に避難勧告が出された時も家族全員泊めて頂きました。私は仕事で名古屋にいたので物凄く助かりました。本当にいつもありがとうございます!また、近いうちに遊びに行きますので、お好きなワイン片手に盛り上がりましょう!

ゼロックス+レンタル=オーエーナイン

ゼロックスの特約店としてスタートした我々は、リース販売のお客様にはゼロックス。レンタル利用のお客様にはシャープという方針で事業を展開してきました。ここ数年はレンタル利用のお客様からゼロックス指定でオーダーを頂くケースも増え、その垣根をなくせるよう活動しています。いつか「ゼロックスのレンタルはオーエーナインだよね!」なんて言われる日が来ると、社長との無言の会話も弾むことでしょう。

2021年4月~社名変更する富士ゼロックス。新しい社名は「富士フィルムビジネスイノベーション」。社名から「ゼロックス」の文字が無くなります。複雑な思いはあるものの、「複合機 レンタル」市場の拡大に向けて、オーエーナインは真摯に取り組んで参ります。

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